自由をまとい、時代を遊ぶ。王者の風格LION HEART
雄々しい獅子のモチーフと重厚なデザインで、強い存在感を放つLION HEART(ライオンハート)。世界のトレンドが集う街で、ファッションアイテムとしてのシルバーアクセサリーを追求してきた。
時代に合わせて自由に、楽しく。コレクションによって様々な姿を見せるLION HEARTのアイテムは、大人の遊び心の結晶だ。
新たな価値観をシェアしたい
1996年、渋谷パルコに1号店を出店。オープン当時はインポートアイテムを扱うセレクトショップで、2000年にオリジナルブランドを立ち上げました。2006年からは、オリジナルアイテムのみをリリースしています。
コンセプトは、「常に変化を恐れず、新たな価値観をシェアし続けるアクセサリーブランド」。LION HEARTのアクセサリーはファッションアイテム。ファッションはカルチャーだから、変化を恐れず、時代性を積極的に取り入れようとしています。以前は派手な、どちらかというと攻めたデザインのシルバーアクセサリーが主流でしたが、今は共感性の高いものが求められているというように。
店頭を訪れる人の8割が10~20代、シルバーアクセサリー初心者だというLION HEART。若者の憧れを体現したブランドとして、ファッションアイテムの一部であることに強いこだわりを持っている。

ショップ店員の「好き」が詰まったコレクション
今、経営や商品企画に関わっているメンバーは、ほぼショップ店員を経験しています。お客さんから直接相談される機会も多かったので、ユーザーニーズに応えたいという気持ちは大きいと思います。LION HEARTとしての方向性を固めた方がいいと考えた時期もありますが、突きつめると「変化を恐れない」というのがブランドアイデンティティでした。様々なコレクションを用意して、お客さんが選べる状態をつくったうえで、同じ場にあって違和感のない程度の統一感をもたせようと。
男性にプレゼントを贈りたいという相談が多いですね。予算やアイテムの種類、贈られる方のイメージや普段のファッションを聞いて、提案します。その人のベストをお買い上げいただきたい、というのが私たちの接客の根幹にあるので、なるべく幅広くピックアップして、この中から選んでくださいと。店員は皆シルバーアクセサリーが好きなので、それぞれの好みも自然と出ていると思います。
シルバーアクセサリーは格好いい。その高揚感を共有したい。シルバーアクセサリー全盛期を生きたかつての少年・少女たちが、今、ブランドの中核で新たなコレクションを生み出し続けている。

LION HEARTを体現する、レガシーとファッション
LION HEARTにとってのアクセサリーはファッションアイテムで、それぞれの時代のトレンドを取り入れています。そんななか、古き良きシルバーアクセサリーとして、ブランドとともに歴史を築いてきたのがHOWL(ハウル)。最近人気なのは、タテガミの流線型を透かし彫りで表現したネックレスです。本来はライオンの横顔をモチーフにしたボリューム感のあるコレクションですが、時代に合わせて少しずつアレンジしています。LION HEARTのレガシーとして、大切にしているコレクションです。

HOWLとは別の側面で人気なのは、for Gift(フォーギフト)。ギフトコレクションではあるのですが、LION HEARTからお客様へのギフト、といった意味合いもあります。トレンドを押さえているほか、使い勝手の良さを優先して、一部にステンレス素材を使っています。
あと、初めてつけるアクセサリーがLION HEARTであってほしい、という想いから生まれたのはLH-1(エルエイチワン)。なかでもカッティングを柔らかく表現したTHE EGDEは、ペアアイテムとしても人気です。
LION HEARTのレガシーとしてのHOWL、ユーザーニーズに寄り添ったfor Gift。アクセサリーを好きになってほしいという純粋な熱情が、ブランドの根底に流れている。

ギフト選びはLION HEARTで
ブランドとして物づくりへのこだわりはありますが、それはあくまで内側かなと。お客様に「LION HEARTには、欲しいものが必ずある」と思ってもらえるようになることを、徹底的に追求していこうと考えています。
今、特に力を入れているのはギフト。恋人以外にも友人・親子・家族など幅広い層に提案したり、選びやすい環境を整えたり。
物を所有したいという執着は、昔に比べて薄くなっていると思うんです。でもギフトは、人から人に渡る時点で必ず笑顔が生まれる。そこを大切にしていきたい。あとは贈られた人がLION HEARTを好きになってくれて、自分ものとして2つ3つと買ってくれて、「今日はこれをつけようかな」と、毎日のコーディネートの一部にしてもらえたら、僕たちはすごくうれしい。
変化を恐れず、常に新たな価値観をシェアし続けるブランドとして、これからも皆さんの期待に応えられるようなアクセサリーを出していければと思います。
気高い獅子のイメージとは裏腹に、どこまでもユーザーフレンドリーなLION HEART。シルバーアクセサリーを身につけたい人、贈りたい人に寄り添いながら、これまでも、これからも歩み続ける。

鈍く光る銀のボディ、重み、触るだけでわかるくっきりしたカービング。シルバーアクセサリーには、唯一無二の存在感がある。LION HEARTは、その魅力に囚われ続けた人々が、仲間を求めて広げた網のようなブランドだ。
時にはポップに、カジュアルに。様々なかたちで提案されるアイテムが、大人の遊び心をふんだんに詰め込んだ秘密基地のようなショップに誘う。
(取材・文:ジェイウェル編集部)